2020年4月 A級グルメアカデミー開校!
地域で起業を目指す食の学校 A級グルメアカデミー
現在の日本は少子高齢化の影響により人口減少が著しく、都市への一極集中はますます進んで地方においては地域の暮らしを守ることが難しい現状があります。地方における社会的課題は多様化していますが、なにより地域の未来を支える世代が夢や希望をもって働く場を創り出すことが大きなテーマの一つだと考えます。
都会より美しい自然に囲まれながら心豊かな暮らしをしたいと考える若い世代や、リタイア後の人生を地方で過ごしたいと思う人も少なくありません。移住促進に積極的に取り組む自治体やUターンやIターンをサポートする制度も数多く整備されています。
地方に魅力を感じてもらおうと自治体や商工関係者などが様々な取り組みを行っていますが、「食」というキーワードが魅力づくりに大きな可能性を持っていることは間違いありません。テレビやネット上でも交通が不便な地方の飲食店に行列ができていたり、農家レストランなどが地域の新たなコミュニケーションを生み出したりしている事例を数多く紹介しています。
しかし、現実には経験のない人が夢や思いだけで「食」に関わる仕事をはじめようと思っても、簡単に実現できるわけではなく、地域が必要としているものへのミスマッチや、経営に関わるスキルが不足して継続が困難になるケースも少なくありません。
そこで「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」では、多くの地方自治体が取り組んでいる制度の一つ「地域おこし協力隊」にフォーカスして、地域おこし協力隊として活動した人が活動終了後に地域に定住する手段として、あるいは今後協力隊に参加して地域の活性化に取り組もうとする人が協力隊の活動の一環として「食」に取り組むためのサポートをできないかと考えました。
今回、「ちよだプラットフォームスクウェア」(CPS)の運営を通じて様々な地方との連携に取り組んでいますプラットフォームサービス(㈱)の協力を得ながら、実際に飲食業務の現場で働きながらじっくりと約1年間学ぶことのできる「A級グルメアカデミー」~学費の稼げる食の学び場~を企画いたしました。
「A級グルメアカデミー」は「食」に関する事業で、将来地域のリーダーとして活躍が期待される地元の高校生などに学校卒業後の一つの選択肢となることを目指します。
特色ある地方が元気で魅力あふれるものとなるよう、本講座を通じて「食」を通じた取り組みに挑戦する人材育成を実施してまいります。